古き良きものを残し、新しい機能を付け加える
こちらは、古民家を再生した宿泊施設です。 大屋根が美しく、室内は太い梁が縦横に走り、格子状の天井が印象的な建物です。 もともとあった囲炉裏を潰さずに残すために、囲炉裏のある部屋を中心に した再生を行いました。 大勢で囲炉裏を囲んで食事を楽しんだり、皆で団らんができるような 大きな広間を作りました。
現代の建物に囲炉裏を設置する場合、気をつけなければならないのが排煙や換気です。 炭火を使う囲炉裏は、煙やすすが出やすく、部屋を閉め切っていると 一酸化炭素中毒になる恐れもあります。 そのため、排煙や換気の設備をきちんと整えなければなりません。 また、囲炉裏は部屋全体を暖めるわけではないので、こちらの囲炉裏のある 部屋には、床暖房を完備しました。
黒いタイルが印象的なキッチンは、おくどさん風ですが、燃焼による水蒸気やCO2の発生が 少なく、お手入れも楽なIHクッキングヒーターを据え付けています。
施設名 | 大谷山荘(田舎生活体験施設) |
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所在地 | 兵庫県加西市上万願寺町857 |
設備 | オール電化/床下暖房/水洗トイレ/ユニットバス完備 |
梁を3重に組み合わせた伝統工法『大和組』で建てられた築100年近い古民家で、 田舎生活が体験できます。 【お問い合わせ先】 NPO法人 原始人の会 担当:池田・上坂 電話:0790-44-0150 |