古民家は湿度に気をつけなければ思いがけないトラブルが起こりがちです。

特に頻繁に雨が降る地域や海沿いに古民家がある場合には湿度が高くなるため、より注意が必要となります。

この記事ではなぜ古民家で湿気対策が必要なのかということについて解説していきます。

古民家で湿気対策が必要な理由

古民家で湿気対策が必要な理由は主に4つあります。

・結露が発生する
・カビが繁殖する
・ダニが発生する
・シロアリが発生する

結露が発生する

湿度の高い場所では結露が発生しやすい環境となっています。

結露は窓ガラスやサッシに起こる印象が強いですが、実は壁や床、また押し入れの中でも発生しやすいです。

結露が発生するとその周りのものが濡れてしまうだけでなく、カビの原因にもなってしまいます。

カビが繁殖する

カビは湿度が60%を超えると繁殖を始めます。

放っておくとシックハウス症候群や喘息の原因になると言われているなど健康面で様々な悪影響を及ぼします。

一度カビが繁殖してしまうとカビを餌とするダニも発生してしまいます。

ダニが発生する

先ほども述べたように湿度が高い場所ではカビが繁殖しやすく、カビを餌として生活をしているダニも発生してしまいます。

ダニは身体を刺されて痒い思いをするだけでしょと思っている方も多いですが、実はそうではありません。

問題なのはダニの死骸や糞です。

これらを吸い込むことでアレルギー性鼻炎や喘息(気管支炎)、アトピー性皮膚炎などの症状に見舞われる可能性があります。

シロアリが発生する

ダニ同様にシロアリも湿気を好む生き物です。

シロアリが発生してしまうと古民家を構成している木材を食べてしまうため、古民家自体が傾いてしまうことがあります。

古民家で簡単にできる湿気の対策方法

古民家で湿気対策を行う方法は主に3つあります。

・換気をする
・結露はすぐに拭き取る
・除湿剤を設置する

換気をする

窓を開けて換気することで湿度を下げることができます。

しかし、雨の日や海沿いの古民家の場合には窓を開けると逆効果になる場合があります。この場合にはエアコンの除湿機能を使うことがおすすめです。

結露はすぐに拭き取る

どれだけ気をつけていても結露は発生してしまうものです。

結露が発生しやすい場所は定期的に見るようにして、発生していた場合にはすぐに拭き取るようにしましょう。

除湿剤を設置する

風通しが悪く換気もできないようなクローゼットや押し入れには除湿剤を設置しましょう。除湿剤には湿気を取るだけでなくカビ対策を行える商品もあるので確認してみてください。

除湿剤はドラッグストアやホームセンターで購入することができます。

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この記事では古民家で湿気対策が必要な理由について解説してきました。

せっかく購入した古民家も湿気対策をしなければ、すぐに住めなくなってしまうことが十分に考えられます。湿気対策を施して良い状態を維持できるように心がけましょう。

もしすでに湿気で悩まされている場合にはぜひ杉本工務店にお任せください!

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